昨日のこと
ふらりと本屋に立ち寄ったら「深夜食堂8」が並んでいた。
もちろんコミックの話。
さっそく購入して寝転がって読む。
まんがって寝転がって読むに限る。
小説だと寝転がって読んでいても
途中でなんとはなく背筋を伸ばしてテーブルにて読み始めたりしませんか。
マンガだとそれがない。
ずっと寝転んで読む。
深夜食堂はコミックとドラマにまるでギャップを感じない。
そのまんまの世界で繋がっているから
違和感なく読み進む。
途中オイルサーデンが出てくる。
オイルサーデンか・・・
深夜食堂ではこうだ。
缶のまま火にかけてスライスした玉ねぎをのせて
ぐつぐつ言ってきたら
火からおろして醤油をまわしかける。
うう食べたくなってきた。
今夜の酒のツマミはこれだな。
ならば夜遅くまで開いているスーパーまで
オイルサーデンを買いに行く。
オイルサーデン
その昔は高級品だった。
高校生のころ祖父祖母の家に居候していた。
今から思えば祖父は美食家で
オイルサーデンの缶を直火にかけて
レモンを絞って酒の肴にしていた。
横を通ると
どうやちょっと食わんか?
と声をかけてくれる。
食べ盛りの高校男子にちょっとの文字はない
二匹三匹と食べ進むとだんだんと祖父の機嫌が悪くなる。
あんまり食べたら鼻血が出るからやめておけと言い出す始末。
酒の肴にしみじみ食べるはずがパカパカ食べられて堪らなかったんでしょう。
そんな思い出もあるオイルサーデン
何年ぶりかに食べてみたら
あのころより美味しかった。
しっかりと酒飲みに育ってしまったからでしょうね。