ヤフーニュースで見たのだが
佐賀県では河豚の肝の無毒化に成功したらしい。
以下引用
「独自の養殖技術で無毒化したトラフグの肝を観光客に提供しようと、
佐賀県と同県嬉野(うれしの)町が申請した「ふぐ肝特区」について、
厚生労働省は11日、無毒化したフグ肝の安全性について評価するよう、
内閣府の食品安全委員会に依頼した。
同特区は、同県と同町が昨年6月、無毒化した肝を
同町にある嬉野温泉の名物料理として売り出し、
町の活性化につなげようと、申請していた」
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もともと餌のプランクトンを食べることで河豚の肝に
テトロドドキシンという猛毒が出来るとは言われてきた。
だから養殖の河豚のほとんどは毒を持たない。
河豚の肝が無毒化したらどうなるか?
大阪府河豚取り扱い登録者の私としても興味深い。
まず、旨い肝が食える。
河豚を捌いた事のある人なら肝の大きさの驚く
そしてその大きな肝を捨てるのが惜しくなる(でも食べちゃ駄目)
あの肝が食える、それも旨い!
次に各都道府県で定めた ふぐ免許がなくなる。
大阪府はゆるめだが 東京なんかはヒステリックに厳しい
確か調理実績が3年でどうたらこうたら・・・
たかが、毒の部位を持つ魚捌くのに 厳しすぎる資格審査はおかしい。
(不思議な事に奈良県もきびしい)
ここは食べたら死ぬから
お客にだしたらあかんし、自分も食べたらあかん!
これを徹底すればいいだけの資格を
東京都ではテッサ(ふぐ刺し)の引き方まで試験する。
食文化に行政ごときが口出しするべきではない。
ましてや、衛生や健康にかかわらない調理の技術まで
行政の管轄にあってはならない。
厳しくすると色々と利権が発生する。
(まさか都の職員が調理技術を審査するわけはないだろうから)
そしてそれに輩が群がる。
この辺が東京都の異様に厳しい試験の理由があるように思われる。
テトロドドキシンは猛毒であるから
気楽に考えてはいけないが
大阪くらいの資格でほどよいと私は思う。
そして無毒化された河豚が流通して
河豚免許なんてなくなればいい。