花形歌舞伎。
花形歌舞伎とは若手の役者が中心となった公演である。
なんてことを歌舞伎初心者の僕がわざわざ書かなくても
ご存知ですよね。
(でも花形歌舞伎と大歌舞伎の境目はどこなんだろう・・・?)
その2月花形歌舞伎に行って来た。
今年はガッカリした新春歌舞伎の幕見席以来
の歌舞伎観劇
出演も染五郎、愛之助、獅童と魅力的だ。
今回は夜の部
まずは「義経千本桜~すし屋」
いがみの権太を演じる愛之助がいい。
はじめた歌舞伎を見たのが2009年の
2月花形歌舞伎
このときに愛之助が出演していた。
その後も関西の公演にはよく出る彼なので再々芝居を見るが若いなぁくらいの感想だった。
それが
あの灰皿にテキーラ入れて暴れる役者が休演
急遽代役を勤めた
顔見世興行がよかったのか
そこからメキメキと力をつけ
今回の演目でも染五郎を押しのけて魅力ある芝居を繰り広げていた。
上手くなったなという印象。
そうそう僕が一押しの女形、壱太郎もいいですよ。
次は「研辰の討たれ」
ここでは染五郎の軽妙な芝居がいい
躍動感あふれる舞台は花形歌舞伎ならでは。
もしはじめて歌舞伎を見るってひとがいたなら
この公演をおすすめする。
僕も初めて見たのが「毛抜き」だったからよかったものの
もしはじめての芝居が「女殺油地獄」なんかだったら
きっとこんなに好きになっていないだろうしね。
この日は2月14日
バレンタインディ
芝居が終わってからステージではバレンタインディスペシャルと称して
抽選で3人の役者にチョコレートを手渡せるってイベントも
おばちゃんたち嬉しそうだった。