マンションの住人であれば
やはり隣近所は気になる。
うた三線愛好家たるもの礼節を忘れてはならない。
ご近所迷惑な行為などもってのほかである。
三線を弾くのは夜10時までと自己ルール(管理組合規定に則って)は厳守
だが、太鼓の稽古は何時までいいのだろう。
すずさんにもらった締め太鼓を低反発クッションの上に置いて
太鼓の面にはタオルをかけて
それで叩いても結構近所に響いているようだ。
夜中の日曜大工なんて思われては困る。
それにわが家には受験生(中3)がいることだし
わが家の階下にも受験生の女の子がいる。
夜中のた・た・た・た という太鼓の音のせいで落ちたらえらい事だ。
どうしても太鼓の練習をしたくなって考えた。
車に締め太鼓を載せてどこか公園に出かければいい。
でもまだ外は冬の寒さ
公園デビューはやめたほうが無難だろう。
と言うことで
狭山池公園の駐車場に車を停めて太鼓の稽古をすることにする。
運転席やリアシートなどいろいろ考えてみたが
車の荷室に太鼓を置いて叩いてみる。
左のバックがちょうど大太鼓
でも、これでは何のこっちゃかわからないだろうから
このカット
金麦のケースの上に太鼓を置いてネピアの箱でかたむける。
なんてしみったれた設定だ。
ちょうどこの日、家内がこの駐車場近くにあるユニクロに行きたいというので
一緒に出かけて僕ひとりハッチバックを閉めて
荷室に籠もってた・た・た・た と太鼓のお稽古に集中した。
窓の外を通る人々が怪訝な目で見ていく・・・
確かに車の狭い荷室にこもったおっさんがひとり
棒を振り回して たまに奇声をあげているのだから
気持ち悪いに違いない。
よくぞ、110番されなかったもんだ。
一時間ばかり叩いていると尿意をもよおした。
この駐車場にはちゃんとトイレもあるから便利だな。
と思って耳からシリコンオーデイオを外し、太鼓のバチを置いて
車から出ましょうっと思いきや
中から開かないことに気が付いた。
もちろんリアシートを乗り越えていけば出れないことないのだが
ちょっと大変であり変だ。(この期に及んでも)
やむ終えず携帯で家内に連絡を取って早く戻ってきて開けて貰った。
この稽古も無理あるな。