折に触れ
ほんとうにたまに
そう、年に一度あるかないか
ふと思い出す話がある。
ちいさな白いにわとり の話。
記憶では
小学校の低学年で
教科書で読んだような気がするのだが
ちょっと不確か
でも話は不思議としっかり覚えている。
もう40数年たっているのにね。
こんな話だ。
小さい白いにわとりが、小麦の種を持ってきてみんなに向かって言いました。
この麦、誰がまきますか?
豚は 「いやだ。」と言いました。
猫も 「いやだ。」と言いました。
犬も 「いやだ。」と言いました。
小さい白いにわとりは、ひとりで麦をまきました。
小さい白いにわとりが、みんなに向かって言いました。
この麦、誰が刈りますか?
豚は 「いやだ。」と言いました。
猫も 「いやだ。」と言いました。
犬も 「いやだ。」と言いました。
小さい白いにわとりは、ひとりで麦を刈りました。
小さい白いにわとりが、みんなに向かって言いました。
誰が、粉にひきますか?
豚は 「いやだ。」と言いました。
猫も 「いやだ。」と言いました。
犬も 「いやだ。」と言いました。
小さい白いにわとりは、ひとりで粉にひきました。
小さい白いにわとりが、みんなに向かって言いました。
誰が、パンに焼きますか?
豚は 「いやだ。」と言いました。
猫も 「いやだ。」と言いました。
犬も 「いやだ。」と言いました。
小さい白いにわとりは、ひとりでパンに焼きました。
小さい白いにわとりが、みんなに向かって言いました。
このパン、誰が食べますか?
豚は 「食べる。」と言いました。
猫も 「食べる。」と言いました。
犬も 「食べる。」と言いました。
グーグルで調べてみたら
すぐに出てきた
ウクライナの民謡らしい(聞いてみたいね)
いったいこの話は
小学生に何を伝えたかったのだろう。
どこにどんな教訓があるのだろう。