久しぶりの歌舞伎ネタ
関西の公演は近頃ロクな演目が無い
魅力が無い
その上南座の改修工事が長引いているのでまるで
見たい演目がない。
じゃ、福岡は博多座の花形歌舞伎でも観に行こう!
ってのは半分ほんまで半分うそ
一ヶ月ほど前
家内の妹から(福岡県在住)電話があって
母(家内のおかあさん)が博多座の花形歌舞伎を観に行きたいと
言っているのだが一緒に行く人(つまりお世話係り)がいない
行ってくれないか?という電話。
博多座は一度行ってみたかったし
ふたつ返事でじゃ一緒に行こうとなった。
ピーチで行こうかジェットスターは時間があわないし
と交通手段を悩んだのだが
先月の福岡行きで一度予約しながらキャンセルした新幹線にすることにした。
7時35分に新大阪を出発するひかりは10時10分に博多に到着
11時の開演には充分間に合う。
そしてお値段がお安い
時間本数は限られるのだが新大阪~博多で7500円
そしてよ~く見ると僅か500円+でグリーン車!
嗚呼あこがれのグリーン車に8000円で乗れる。
これしかないでしょ。
と、めっちゃ快適なグリーン車の旅となった。
博多座で母と待ち合わせして客席へ。
2階いちばん前花道の真上と素晴らしい席。
そして博多座は広々として通路が広く
座席もゆったり
快適です。
南座、松竹座、それからめったに歌舞伎しない新歌舞伎座
後は平成中村座くらいしか知らないけれど
いちばん快適です。
11時からの演目は「磯異人館」
まるで前知識なくの開演であったが
いきなり花道を紅型を着た役者が琉球音階のメロディーにのせて
登場。
ところは幕末の薩摩
琉球王の娘が人質として送られた琉離(中村児太郎)が現われたシーンだった。
主役は橋之助
親友役の尾上松也くんがなかなかいいです。
30分の幕間を挟んで二幕目は「お染の七役」
七之助くんの7役早替わりが見所の作品だが
7役の所作の違いはもちろん声色まで見事に変える
いい役者になりましたね。
ついでに兄貴の勘九郎くんも3役早変わりするが
どんどん殺される役なんでもっと見たかった。
でも前回
怪談乳房榎で勘九郎くんの早替わりはたっぷり楽しませてもらっているので 今回はいいかね。
博多座を後にして
家内の実家に久しぶりに里帰り?
翌日家内の妹の娘の息子(つまり姪の子)
又甥(またおい)と呼ぶらしいが姪が連れて訪ねてきてくれたので
抱っこ
かわいいね~
帰りも、もちろん新幹線で
地面の上を走る移動手段は心おだやかでいいですね。