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沖縄が好きで
八重山民謡を愛好するようになると 自然にうたや三線のことだけでなく まずはその背景にあるものを知りたくなってくる。 例えば新川明の「新南島風土記」を読んだり 伊波普猷の「古琉球」を愛読したりし出すわけだ。 この他にも軽いの重いの 玉石混合の図書に目を通してきた。 そしてほとんどはお風呂でも読むのでよれよれなのが欠点なのだが・・・ ある日古本屋で手にしたのだが 大城立裕の「小説 琉球処分」 彼の作品は「カクテルパーティ」をはじめ何冊か読んでいるのだが この本は知らなかった 1995年に文庫で出されたらしく結構古本らしく黄ばんでいるが 200円と破格値なので上下巻購入した。 内容は琉球が廃藩置県で沖縄県になるところを描いているのだが ヤマトに対する琉球の政治家、つまり三司官をはじめとした高官たちの対応は 「琉球の風」で描かれた時の状況と酷似している。 いやまるで同じ物語を読んでいるかのような展開である。 大城はそれを琉球の曖昧というキィワードに集約させているようだ。 この「小説 琉球処分」を読む以前から 琉球処分という言葉はもちろん知っていた。 自分の中ではこの「処分」という言葉の意味と響きから 沖縄側が被害者的に付けた名前だと勝手に思い込んでいたのだがそうではなかった。 ヤマト政府からの正式な呼び名としてこの琉球を沖縄とすることを 「琉球処分」と称していたのだ。 それにしてもよくぞ日本になったもんだ。 そんな感想を擁いてしまう。 歴史の知識としてこの時代に台湾出兵が行なわれたり 中国との交渉が持たれたことは知っているが たっぷりとした内容のこの小説が描く この頃の琉球を知るとそんな感想になってしまうのだ。 「沖縄、ニッポンではない」。これは竹中労の著作「琉球共和国」の言葉だが その歴史をこうして小説を読むことで振り返ると なるほど!そうかもしれないと思えるのだ。 さて大城立裕は「小説 琉球処分」だけで終わらずに 「沖縄の命運」三部作として「恩讐の日本」「まぼろしの祖国」を続けて書き上げている。 文庫本でもあれば買おうとジュンク堂で調べたらどうやら絶版になっているようだ。 ならば得意技!図書館だ。 大阪市立中央図書館で調べるとオープンの書架にはないが地下の書庫から取り出せるようだ。 早速二冊とも取り出してもらって借り出しの手続きをする。 が、二冊ともとても重い。 「恩讐の日本」を開くと2段組にびっしり書かれた小さな文字が並び600頁を越える。 これは2週間では読めないと諦め「まぼろしの祖国」は返すことにした。 今「恩讐の日本」をちょうど半分くらい読み終わったところ。 登場人物に中学生の伊波普猷が出てきたりして面白い。 でも内容は日中戦争がはじまり 時代はどんどん軍国化に進んでいく。 そして人頭税の問題などもどんどんあらわれてくる。 人頭税はなんと明治36年まで続いたんだぜ。 とか 琉球処分でヤマトやサツマのした事は云々としたり顔してしゃべっている連中は 一度読んだ方がいい。 物事はそんな簡単ではないことがよくわかる。 「琉球の風」で描かれた薩摩の侵略からはじまった琉球の悲劇は 琉球処分を経て沖縄戦、本土復帰へと続いていく。 この話続きはまたの機会に。
by dakkarayo
| 2008-04-09 22:53
| うちなー
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Comments(6)
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by
hiro
at 2008-04-10 00:19
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おっ、久しぶりの登場ですね。
出張で忙しかったのでしょうかね。 で、いきなり難しい話が・・・・ 幻といえば、こないだ20年ぶりに「幻の共和国」を読み返しました。 沢木耕太郎が記した与那国島のルポで、台湾との関係を縦軸に、戦後の景気時代を横軸に、この島は本当はどうあるべきものだったのか、そしてそれが何故変貌してしまったのかを、記したものです。 沖縄とヤマトの関係を考えるに、示唆にとんだルポです。もしも未読ならお勧めです。単行本なのでお風呂でも気楽によめますよ。
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ちかねぇ
at 2008-04-10 08:54
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ここがずっと桜の写真だったから「忙しいのかな・・・」くらいに思っていましたが、
読書中だったのですね。 会ったときに「大きな本」という印象がありましたが、 そりゃ時間かかりますね。 私は今まだ声楽の本を借り出し中なので、 この本まで到着するのに時間がかかりますが必ず読みますね。 しかし、大阪市は緊縮財政ですが、図書館の充実度は凄いと思っています。 どなたが本のタイトルを書かれても図書館の検索で調べると必ずヒットしますし、 しかもいつも借り出し中。 ここ最近は音大の学生気分です。
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dakkarayo at 2008-04-10 09:43
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dakkarayo at 2008-04-10 09:44
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at 2008-04-10 21:16
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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at 2008-04-10 21:51
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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